ホームランを打ったら。【sha】〈完結〉 (ページ1)

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sha視点

『シャオちゃんのバカ！』

「バカって言った方が、バカなんですー。」

「けんか？どうしたん？」

『大先生聞いてよ！私が頑張って描いたロボロに落書したんだよ！ひどくない！？』

「落書じゃない！俺様がつけ足してやったんだよ！
　絵が下手なAが、ロボロ書くなよ。

　ロボロよりイケメンな俺様を描けよ。」

『ロボロはシャオちゃんよりイケメンですー』

「なんでだよ！」

「犬と犬が喧嘩してるぞ！大先生!!」

コネシマが俺たちを指しながら笑う。

お前も犬だろ、チワワが。

Aが描いた絵を見る大先生。

「うまいなぁ。Aちゃん。

　もしかして、シャオちゃん。

　Aちゃんが、ロボロの絵描いてて、嫉妬した？」

急いで大先生の口をふさぐ。

聞いてたらどうするんや。

Aを見る。

『シッマをかっこよく描くね。』

聞いてなくて、ホッとする。

けど、

「コネシマより俺をかけぇ！！A！！」