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「どういうこと？」
「今ので分かるやろ、シャオロンはこの国の幹部ってことやわ。シャオロンも忙しいし、そんな理由でメイドごときに幹部情報を渡すのは規則違反やねん。分かったら黙ってここ座れ」
「……幹部、だったんだ。知らなかった……」
一応敬語でいたとはいえ、普通の友達みたいに接してしまった。シャオロンもそれは良しとしていたし、何せ一般兵だと思っていたもので、素行的にかなり不敬なことをしてしまったのではなかろうか。思い返せば、確かに清水もメイドの中では高い身分の方なのにシャオロンに対して様付け敬称していたし、シャオロンもシャオロンであの距離から放たれた弓矢を咄嗟にナイフで跳ね返すなんて人間離れしたことをしていたし、一度幹部ですと言われてみれば納得できることばかりだ。
Aはしゅんと無い耳を垂れさせて、大人しくチーノの前の椅子に座った。チーノはAから「は？ なんで私が。」なんて返事が帰ってくるとばかり思っていたから、随分素直なAの様子に驚く。が、この報告がそれほどAにとってショックだったらしかった。彼女のショックの基準が分からなくて、チーノは一人呆気に取られる。
「なに、急に元気無くしてキモイねんけど」
「私不敬って訴えられたりしないかな……」
「ンはは！ そうなったらバリおもろいな。シャオロン次第では死罪やん、ふふ、アハハ！！！」
「まっっったく笑えない……。ぁ、でもシャオロンさんはそんな事しないか」
なんだか普通の友達みたいな雰囲気だが、二人は忘れている。チーノもAを前回のビンタの件で訴えたら、確実にAを有罪にできることを。一般メイドのAが幹部との裁判で勝てるわけが無いし、12月15日のチーノとの喧嘩も事の発端はチーノとはいえど、だからといって手を出した方の罪が軽くなる訳では無い。なんなら手を出した方に一切の非があるだろう。
もう一度言おう。Aはチーノが、チーノは自分が幹部だということをすっかり忘れて、一般メイドと一般兵のような対等な関係で雑談をしている。一周まわって仲がいいのかも。そんなこと本人達に言ってしまえば最後だろうけど。
「ありがとう、いい事を知ったよ」
Aはなんだか吹っ切れて、この際幹部か幹部じゃないかなどどうでもいいと思ってしまった。今大切なのはAの残機の話であって、裁判云々じゃない。仮に裁判で死んでも生き返るので正直なんとかなる。
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にのやも(プロフ) - モモモさん» きゃあ！ そんなこと言われたら沢山書きたくなっちゃいます！🥹 ご期待に添えるようなるべく余談回挟めるよう頑張ります！🙇🏻♀️" (4月5日 8時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 展開が一つ一つ丁寧で面白くてもう全部読みきっちゃいました！3章以内で終わるのか...もっと書いてもいいんですよ🥹（わがまま） (4月4日 21時) (レス) id: 90bb9ca7b2 (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 梓月さん» コメント有難う御座います！🙇🏻♀️" 是非命狙われてる夢主ちゃんを守ってあげてください……！👊🏻✨ (4月1日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ぐいぐい来られると困っちゃうのあまりにも可愛い…守護らねば (3月31日 21時) (レス) @page42 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 滅華狂さん» あの場面はとっても慎重に書いたので、そう言って貰えて作者冥利に尽きます！😭✨ これからも更新頑張ります！🙇🏻♀️" (3月27日 11時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年3月24日 17時
