【wrwrd】それからオレは有能力 参

朱の火花 ページ15

おいよside


oy「ぐｯ......かはｯ...ｾﾞｪ...ｾﾞｪｯ」


勝負に挑んで約半刻。
俺は早くも地面に手が付いていた。
ただ分かったことが2つある。

１つはAさんは口に出して魔法を発動する為、魔法を発動させないように次々に攻撃していけばこっちが魔法を発動出来る。

2つ目は、Aさんの言動がおかしくなってきていること。
ロボットのように、カクカク喋るようになってきているのだ。まるで、何か部品が足りなくなって壊れていくように。

自我が体と戦っているのか。
はたまた......壊れて...


oy「...ﾊｧｯ...はぁ...！A、さんｯ...頑張れｯ...！もうちょっと、だ！」

「ｯ？！...何、ヲ...言ってる...の。私...はｯ...」

gr「ｯ..そろそろ俺の能力も限界...く...！」

tn「グルさん！」

「カハッ...がぁｯ......助けｯ.....コロさないと...カタキ...」

oy「Aさん......！」

oy「ごめんｯ...！」


最後の力を振り絞って業火が舞い散る。
傷口からは血がイヤ程出ていて気色悪い。
それでも、一歩、もう一歩。
もう手は包帯か何かで縛ってないと勝手に剣を落としてしまう。


oy「炎__火花(スパーキングフラメリア)！」

「「「！！！」」」


先ほどまでの業火は程遠いほどに竜の様な力強い炎となり、Aさんに向けて走った。

その後俺は反動で後ろに倒れて意識を失った。

お久しぶりです、悪女さん→←業火を噛み締めて

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