奇跡の子.4 ページ43
ぴくとside
pk「......それなら、俺も普通で生まれたかったよ」
「......なぁ」
pk「...はい？」
「お前さ、能力持ってないんだよな」
pk「......それがなんですか」
「ちょっとこっち来て」
そう言って彼女は俺の手をひっぱって書庫から出ていく。
廊下は光が少なく、地下っぽい雰囲気が漂っていた。
しばらく連れていかれるがままに歩いていると、大きな扉の前にくる。
鉄製の扉で、開けるとｷﾞｨｨｨ...と嫌な音がした。
室内は必要最低限のテーブルや椅子が端の方にあり、真ん中の床にはデカデカと魔法陣が描かれていた。
「...ちょっと魔法陣の所たってくれない？」
pk「えｯ...た、食べたり...」
「しないよ。いいからいいから」
pk「...信じますよ」
恐る恐る魔法陣の中に入って待っていると、彼女はテーブルに置いてあった本をパラパラと捲り、しばらく眺めた後魔法陣より少し離れた場所に立つ。
「動かないでね」
pk「...一体何する気ですか」
「"汝の己の姿をさらけ出せ"」
「"本性を表し力となれ"」
「"そして魔法となれ"」
「"汝が望むのならば、神々との契約を望め"」
「"神々よ、彼に力を"」
pk「は、え？ちょ」
よくわからない呪文を唱えられ、魔法陣が強く反応する。
辺りは窓も無いのに風が吹き付け、それが形となり、丸く球体になる。
「能の力を必要とするのなら、それを手に取ればいい。それが、君の魔力の形」
pk「......能の、力」
俺はふわふわと浮かぶその球体に手を引かれる様に触れた。
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Ravolii@小説屋(プロフ) - 碧翔さん» えーっとお話選択の下にある登場人物設定の欄にある人1の下に枠があるのでそこにいれたい名前を入れて頂ければ変えられることが出来ます。ですが、ワトランという名前は固定させてもらってます (2021年7月31日 15時) (
レス) id: ca6817d4fc (このIDを非表示/違反報告)
畑田にな(プロフ) - ふぁ〜！好き。続編おめでとうございます！お体に気を付けて更新頑張ってください！応援してます！ (2021年7月31日 6時) (レス) id: 17bca52c33 (このIDを非表示/違反報告)
碧翔 - 続編おめでとうございます！突然ですが、リベリカの名前って変わらない感じですか？ (2021年7月30日 22時) (レス) id: 0e1788e627 (このIDを非表示/違反報告)
匿名くん - こんばんは､続編おめでとうございます｡次の更新も待ってます､！ (2021年7月30日 22時) (レス) id: 936f7e9bd2 (このIDを非表示/違反報告)
Ravolii@小説屋(プロフ) - Luna@ルーナさん» コメントありがとうございます！更新頑張りますね！ (2021年7月30日 17時) (レス) id: ca6817d4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ravolii | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/michirubox9/
作成日時：2021年7月30日 13時
