それでもオレは無能力【wrwrd】 (ページ37)

今日:17 hit、昨日:33 hit、合計:141,024 hit

仕方なかったからなんだページ37

you side

nk「A国に無理矢理同盟組まされたのは認める！......でもあれは脅しとか、そんなレベルじゃないｯ...」

？「...Nakamu、それ...どういうこと」

...他の幹部には話していないみたいだな。
思ったより仲間想いなのか？

nk「こっちは"幹部達が"人質に取られてるんだよ！！」

「「「？！」」」

「はーん.....なるほどね」

nk「組まなかったら、仲間を殺すって...ｯ！...だから、仕方なかったんだよ...！！」

nk「その辛さに苛まれた気持ちが分かってたまるもんか！！」

？「...Nakamu」

nk「ｯぅ...あｯ...(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

言い終えたころには総統はボロボロと大粒の涙を流していた。

「仕方なかったからなんだ。お前は仲間を信用出来ないのか？」

nk「信用してるに決まってるだろ？！」

「じゃあ、なんで仲間が確実に殺されると思ってる」

nk「...！」

「仲間が殺されるなんて思うな。お前の仲間達は必ずお前の為に戦って帰ってくる」

そして、また食堂の扉が勢いよく開いた。
ぴくとだ。

pk「ﾊｧｯﾊｧ......ちょっと、何して...！」

「あーわり。ちょっとやらかしたわ」

？「ぴくとさん？！なんでここに...」

pk「あー...とりあえず、その話...信じて貰えないですか。Nakamuさん」

nk「...ぴくとさん」

br？「ま、待って待って。話が全然分かんないんだけど...」

「とりあえず聴け」

それから俺達は総統を含め、全員にここに来た理由を全て話した。
そして、この国を救うということも。

「...ってこと。ぴくともそう言ってる。信じて」

pk「......無理に抱え込まなくてもいいんですから。総統だからって」

nk「......でも」

？「Nakamu」

青のジャージを着た奴が総統の肩をポンと優しく手を置く。

？「頼ろうよ。 Nakamu」

？「俺達、こんな生活には飽々してんだ」

br？「そ～だよ。信じよ？」

？「.........」

この場にいるほとんどが俺達を信じてくれた