【d!】不良を買い取りました！

43話 ページ43

「…」

この人も《そう》なのか。

かすかに信じていたナニカがぷちっと
音を立ててきれた。目の前が暗くなる。
金だけの関係以上を求められるのは、
好きでは無い。

《親父がそこにいる気がするからだ》

この顔がある限り、俺から
親父は消えない。あのクソ男は…

sn「なら、美容「…センセ」
sn「ん？」

「…俺とアンタに結んだのは、抱くことと金を払うこと、です。」
「それだけだ。」

「…抱かんなら、仕事にならん」

sn「…」

Aは、抱かんなら返す

と渡した賄賂も全て俺の胴体に押し付ける
光のある道への切符は、貰えなかった。
仕方が無いので、飯も美容院もそのままに
ホテルに向かう。足取りが重い

sn「…抱かれたいの？」
「正当な金が欲しい」

sn「俺の好意は邪魔？」
「…」

sn「…君を心配するのも、幸せになって欲しいと思うのも」
sn「好きなのも、君にとっては邪魔なん？」

「…」

「…なんで、俺を好きになったの」

sn「綺麗な瞳だから。あと、優しいやん」
sn「君のその優しさが好き」

「…」

sn「…」

模範解答ではないらしい、
ため息をはいてホテル街を
歩いていた時



sn「あ、」

1番会いたくないやつと会いたくない場所で
あった

os「あれ、ペ神先生？」
os「あとAやん」

「…うす」

sn「え、なんで、オスマン先生が、？」

やばい。先生が生徒と行為なんて
バレたらあかん…、どうやって口封じする？！

sn「こ、これは、そのos「A、ペ神先生ともやっとるん？」
sn「ヘ」


横を見れば、いつものだるそうな顔で
頷く好きな人がいた。え、嘘だろ

os「ペ神先生はしらないんでしょうけど、実は俺も関係あるんですよ」
os「ねぇ？A」
「…ぅす」

os「やからお互い秘密にしましょうね？」
sn「…え、……A」

sn「何人の相手してんの、…？」

Aはその質問にすら驚かず
小さい指を折り曲げて、5、6、と
数え出した。聞きたくない

「…分かりません。最近は1日4、5人くらいです」

os「めぅ」
sn「…」

だからこんなに痩せてるのか。
Aのクマが酷いのも理由がつく
…なんで

sn「…1人2人やと思ってた。…2人分払えば専属にって、…」

「…ペ神さん」
「俺は、汚いよ」

「全部」

sn「…」

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