31話 ページ31
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「…」
ut「!、A、おはよう」
ut「体調大丈夫なん?」
「…おはよ、鬱。」
「…センセー、俺のことなんて言ってた」
ut「なんか、猫に睨まれたネズミみたいな感じで「Aさんは、体調不良でお休みです」って」
「ふーん…」
あの借金取り、絶対センセーに
脅しでも使ったんだろうな…
第1センセーも俺の親なんて
知らんからビビるよな…
タンニンを心の中で憐れみながら
何の気なしに鬱を見る。
女の噂が耐えない。に相応しい
綺麗な顔つきだ。目元の
薄いクマや整えられた細い眉は
女の子を惑わすのに丁度いい
ut「な、なんや…そんなみられたら照れちゃう」
「ごめん」
「…」
ut「えー、……てか髪綺麗よな」
ut「どうしたん」
「…」
グルッペンさんのトリートメントとやら
オイルとやらが俺の髪をばけさせたらしい
そういや綺麗だな
ut「…」
今日のA、ビジュ良すぎひん?
髪の毛がめっちゃサラサラやし…
余計に美形がわかってまう…
なんか制服も綺麗にされてるし…
体調不良やったんか?
ut「あ、あとひとつあるんやけど」
ut「体育祭の役割」
ut「Aは、…」
借り物競争に出るで
「……」
「もうひとり誰」
ut「コネちゃんよ」
ut「シャオちゃんはリレーで、僕は玉入れ」
「…わかった」
…申し訳ないが、体育祭は
今年も辞退しよう。不良がいないほうが
クラスも盛り上がるはずやしな
ちょうど来た……コネシマ、のところに
向かう。鬱と同じような反応をされたが
気にしないでおこう
kn「てか、お前から話しかけるの珍しいやん」
kn「どしたん」
「俺、体育祭でないから」
「それ伝えに来た」
「じゃ」
kn「おいちょいまてや」
何が、じゃ。や
Aのほっそい腕を掴みあげ
なぜ出れないのかを問う。
Aは暫く考えたあと
鼻の先をピクピクうごかしながら
「いや、俺。不良やし」
「そんな仲間ーみたいなのダルいから」
kn「…嘘ついとるやろ」
「…」
kn「…」
こいつ、もしかしなくとも嘘下手やな
そういやこいつが嘘ついてるところをみ
見たことがあらへん。不良なのに
kn「ほんまは?」
「話したくない」
kn「は?勝手に辞退にしようとしとるんやから、理由くらい言ってええやろ」
「……」
「こい」
kn「…」
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あちき(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます! (3月26日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
人間 - この作品好きです、、無理しないようにしてください! (3月26日 23時) (レス) @page34 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - あちきさん» わざわざありがとうございます!これからも応援してます! (3月26日 12時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ミルクさん» すみません!今治しました💦 (3月25日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - (自称)の部分((自称))にするか「(自称)=俺」の部分の自称の()を消して自称のみにしないと反映されないと思います、分かりにくくてすみません。 (3月25日 16時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年3月25日 14時