【d!】不良を買い取りました！

22話 ページ22

zm「…お前。なんで不良になったん」
zm「そんな頭ええなら、真面目ちゃんやればいいやん」

「…」

「不良になれば、だれも近づかんだろ」

zm「…意味わからん」

「うぐｯ…ごほっ、ごほっ…」

zm「…血。？」

Aが咳とともに血を出した。
口から垂れるソレ
よく見れば制服越しでも分かるほど
血が染みとる箇所がいくつもあった。

俺は、…あれ、そんなない
でもなんでこんな疲れたんやろ、俺

zm「…立てる？」
「…大丈夫。あ、これやる」


zm「…ティッシュ」
「水で濡らして、傷拭いとけ」

「んじゃ…あんたのダチには興味ねーから」


カゲロウのような歩き方のA
あいつの方が酷い傷なのになんで俺に
これを？…

zm「…」

あいつ。良い奴、？


───
保健室


「センセー…消毒液、ください」

sn「?!どしたん、その傷！」

？「きゃｯ！…」



「…」

女は、俺をみるなり
恐怖で叫びあげながら、教室に帰って行った
喧嘩の帰りだと思ったんやろ、
実際そうだけど


ペ神は、いつにも増して不機嫌そうに
俺に消毒液を渡した。顔布越しでも
分かる程の嫌悪。


sn「誰」
「…」

sn「…いえよ」
「言わん」
「あざっした。んじゃ教室戻りまsn「まてや」
「いｯ…」


sn「学校には言わんから」
「……ゾム」
「あいつの縄張り入ったから、粛清」

sn「…」

ゾム。Aと並ぶ不良。あいつは
実際に喧嘩して一二年前はは色々やらかしていた
それがここでダチが出来てから、
収まり今では健全になった…と思っとった

それがここまでやるんか…

「俺もやり返したから、あいつ悪くない」

sn「…」
sn「5時間目終わるまでは、寝てて」
sn「テキトーな嘘ついてあげるから」

「…あざっす」

流石に疲労の限界。
ペ神の優しさに甘えて、1番奥の
ベットに横になる。

少し、羽目を外しすぎたな






sn「…」

眠ったAの腕
至る所黒い痣ができてて、そのぐロさは
映画にでてきてもおかしくない

…金になっても、こんな非人道的なこと
ゆるされてたまるか

といっても、今の俺には
できる限りの治療をして、こいつを抱いて
金を払うくらいしか出来んのだけど

何せ、こいつは両親いないのも同然やからな…

sn「…好きやで。A」
sn「どうかお前を迎えにできる年になるまで」
sn「元気に生きててね」

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